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米FTX、約1000億円を調達──暗号資産業界で過去最大、評価額約2兆円 – 武蔵コイン(MUSASHIトークン)|買い方とIDO情報

サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏率いる暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXは、9億ドル(約1000億円)規模のシリーズBの資金調達を終えた。暗号資産業界において過去最大の資金調達。同社の評価額は180億ドル(約2兆円)にのぼる。

同社の発表によると、資金調達には、ソフトバンクグループやセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)、Ribbit Capital、暗号資産取引サービスを手がけるパラダイム(Paradigm)など、60以上の投資家が参加した。

FTXは最近、自社ブランドのアピールに多額の費用を費やしている。米NBAの人気チーム「マイアミ・ヒート」との数百万ドル規模のスポンサー契約から米大リーグとの提携などに収益を注ぎ込んでいる。

今回の資金調達は、ビットコイン(BTC)が3万ドルを割るなか、4月に株式公開した米コインベース(Coinbase)に続く企業を支援しようとするベンチャーキャピタルの動きがまだ止まっていないことを示している。

「長いプロセスだったが、最終的に重要だったことは、FTXのこれまでとこれからについて話す機会を得たこと」とバンクマン-フリード氏は米CoinDeskにメールで述べた。

同氏は今回調達した資金は「グローバルとアメリカの双方」での新しいプロダクト開発に使用すると述べた。また、上場の可能性については「準備しておきたいが、差し迫った計画はない」と付け加えた。

29歳のビリオネアであるバンクマン-フリード氏は、2019年にFTXを設立。100万人のユーザーを抱え、1日の平均取引高は100億ドルに達しているという。

「サム・バンクマン-フリード氏は、ビジョンが驚くほど野心的であり、暗号資産の未来にユニークに適応している特別な創業者の1人。チームの実行力がそれを物語っており、FTXは2年で世界トップクラスの取引所に成長した」とパラダイムの共同創業者、マット・ファン(Matt Huang)氏はコメントした。

20日のプレスリリースによると今回の資金調達には、コインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)、ポール・チューダー・ジョーンズ・ファミリー(Paul Tudor Jones family)、サークル(Circle)なども参加している。